乳酸菌の効果Effects of lactic acid bacteria

  • TOP
  • 乳酸菌の効果

乳酸菌について

乳酸菌は、糖類を分解して乳酸を産生する細菌の総称で、ヒトの腸内に常在する有用微生物群です。腸内環境を整える整腸作用、免疫力を向上させる作用、そしてコレステロールや中性脂肪の低減、美肌効果などが期待できます。これらは乳酸菌が作り出す乳酸が腸内を弱酸性に保つことや、腸内の善玉菌を増やすことによって得られます。

主要な乳酸菌の分類

ラクトバチルス属(Lactobacillus)
  • L. acidophilus(アシドフィルス菌)
  • L. casei(カゼイ菌)
  • L. plantarum(プランタラム菌)
  • L. rhamnosus(ラムノーサス菌)
ビフィドバクテリウム属(Bifidobacterium)
  • B. bifidum(ビフィダム菌)
  • B. longum(ロンガム菌)
  • B. breve(ブレーベ菌)
その他の乳酸産生菌
  • ストレプトコッカス・サーモフィルス
  • ラクトコッカス・ラクティス

科学的に実証された効果・効能

科学的に実証された効果・効能

腸内環境改善作用

J-Stage掲載の研究によると、乳酸菌は腸内で乳酸を産生し、腸内を酸性に保つことで悪玉菌の増殖を抑制し、腸内細菌叢のバランスを維持します。

免疫機能調節作用

乳酸菌は小腸に存在する免疫細胞(樹状細胞、マクロファージ)を活性化し、全身の免疫システムを強化します。

  • 感染症予防効果
  • アレルギー症状の軽減
  • 自己免疫疾患の予防

整腸作用

国立健康・栄養研究所の報告では、複数の菌株において整腸作用が科学的に証明されています。

  • 便秘の改善
  • 下痢の予防・軽減
  • 腸管蠕動運動の正常化

栄養素合成機能

腸内でビタミンB群、葉酸、ビオチンなどの必須栄養素を合成し、宿主の栄養状態の改善に寄与します。

科学的に実証された効果・効能

病原菌感染防御作用

腸内での定着により、病原性細菌の侵入・増殖を阻害し、感染症のリスクを低減します。

代謝機能への影響

  • 血中コレステロール値の改善
  • 血圧降下作用
  • 血糖値調節効果
  • 肥満予防効果

摂取時の注意事項

過剰摂取について

乳酸菌自体には副作用はありませんが、乳製品の過剰摂取により以下のリスクがあります。

  • 脂質・糖質の過剰摂取
  • カロリーオーバーによる肥満
  • 乳糖不耐症による消化器症状

個体差への配慮

  • 体質により合わない場合がある
  • 初回摂取時は少量から開始
  • 異常を感じた場合は摂取を中止

薬物相互作用

  • 免疫抑制剤使用時は医師への相談が必要
  • 抗生物質との併用では効果が減弱する可能性